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プリティ・バレリーナ

プリティ・バレリーナプリティ・バレリーナ
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 むちゃくちゃでござりまする(~_~;)。登場人物でさえそう思ってるのだから何をか言わんである。そんなんでいいのかぁ。いいのである(~_~;)。何かと物議を醸した前作『天使の爪』に続きアンチ正統派ハードボイルド街道を独走する過激な作品なのであるぞ。一読、双六展開のプロットにまず驚くであろう。賽の目で進む方向に事件が起こる。そんな感じ。登場人物からして尋常ではない連中が目白押し。表題の『プリティ・バレリーナ』からしてポルノ映画のタイトルなんですぜ。事件の発端はその映画の主演女優からの依頼だし、探偵は相変わらず無免許のハーディングだし、ガールフレンドのアリスンはぶっ飛び野球マニアだし、ポルノ映画コレクターどもの抑圧された暗い情念が引き起こす騒動が何やら胡散臭すぎるし…お膳立てはもうバッチリであるぞ(~_~;)。

 頼りない探偵像。あるがまま。快刀乱麻な探偵なんて絵空事さ。そんな作者のオーソドックスな私立探偵小説へのアンチテーゼなのである。だからこその双六展開と言えなくもないか。不連続線の中にある事件のカギが一直線に結ばれたとき、主人公は相変わらず頼りないままだし、死体はあちらこちらにバラ撒かれ、真犯人とはえらく離れた場所でウロウロしている体たらく(~_~;)。犯人の方から近寄ってくるのだからして、決して主人公が事件を解決したわけでもなく…探偵免許もないから結末も表沙汰にならずにアンダーグラウンドのままである。こういうオフビートな物語に惹かれるすれっからしな読者にはたまらない変化球作品ではあるね。


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