オリエント急行戦線異状なし
このアイテムを買った人の声
オリエント急行戦線異常なし。どっかで聞いたタイトルだなぁなどと思っていたら、ホントかウソかは別として、「オリエント急行殺人事件」と「西部戦線異状なし」をミックスしたタイトルらしい。どちらも名作である。しかしながらこのタイトルは本書の物語と実はあんまり関係ないように思える。むしろ関係ありそうなのは、採用されなかった残り半分をつなぎ合せた「西部戦線殺人事件」の方だろうか?(訳者も同じようなことを解説で述べていた)
さて主人公は休暇シーズンを利用して湖畔にやってきたキャンパーだが、帰路につくタイミングを一人逸してしまったがために、キャンプ場の主(管理人)らしきオジサンにとっ捕まってしまう。チャージと引き換えに片手間の仕事を安請け合いしてしまったのが災難の始まりで、最初はペンキ塗り程度だったアルバイトだが気がつけばどんどん膨らんで大事になっていく。そう、優柔不断で断りきれず、長いものには巻かれっぱなしの青年は、知らないうちに村の民(ブチギレ間近な主、年中ボール紙の王冠を被っている男、いつも遅刻で慌てふためく牛乳配達などなど個性的な面々)にすっかりとペースをコントロールされてしまい、ようやく慣れてきた矢先にとんでもない事実に気付くことになる・・・。
本国イギリスではブラックユーモアとして話題を呼んでいる本作品だが、国民性の違いなのかユーモアセンスの違いなのか、ニッポン人にはなかなか笑えない(ような気がする)。ハハハ、とくすぐる場面と遭遇したと同時に、こうなりそうな自分の姿が重なってしまってなんとも恐ろしくもある一冊なのだった。いつのまにか人のいいなり、気付くとそんな状態にありがちな方は是非ご参考を。解決策か世渡り術が見つかるかもしれません。
さらに詳しい情報はコチラ≫
オリエント急行戦線異状なし