スダーとアンジュ心の姉妹
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アンジュとスダー、まったく違う2人がそれぞれを補完するかのように惹かれ合い、双子のように育っている。それぞれの章が「アンジュ」「スダー」と2人の視点から書かれているところで、読者は主観に入ることなく傍観者として2人を見ることになる。
今も実際にこの通りなのかどうかは分からないけれども、私の周りの友人たちによれば、この話はまんざら嘘でもなさそう。そして、文中にでてくるたくさんの「インドならでは」の単語。サリー、シャルワール・カミーズ、クルタといった伝統的なインドの衣装から、チャントゥニー、チャパティ、といった料理の名前。ドゥルガー神、カーリー女神、といったヒンドゥの神様。そしてそうした背景の中に息づいている、インド、南アジアの文化と伝統の風の中での生活。そうしたものが、若い女性の視点から活き活きと描かれている。インドに興味があったりインド好きな人だったら、その喧騒の中にいるような気がするのでは。
アンジュが「現代」を求めてインドを飛び出すことになってから、2人は初めてお互いがいない生活をすることになる。そしてその「違い」が如実に現れる。インドという国の生活と、アンジュが移住した国と。
最後の星1つ、というのはこれがどのくらいインドの「本当」なのか、と言う部分の疑問。
今も実際にこの通りなのかどうかは分からないけれども、私の周りの友人たちによれば、この話はまんざら嘘でもなさそう。そして、文中にでてくるたくさんの「インドならでは」の単語。サリー、シャルワール・カミーズ、クルタといった伝統的なインドの衣装から、チャントゥニー、チャパティ、といった料理の名前。ドゥルガー神、カーリー女神、といったヒンドゥの神様。そしてそうした背景の中に息づいている、インド、南アジアの文化と伝統の風の中での生活。そうしたものが、若い女性の視点から活き活きと描かれている。インドに興味があったりインド好きな人だったら、その喧騒の中にいるような気がするのでは。
アンジュが「現代」を求めてインドを飛び出すことになってから、2人は初めてお互いがいない生活をすることになる。そしてその「違い」が如実に現れる。インドという国の生活と、アンジュが移住した国と。
最後の星1つ、というのはこれがどのくらいインドの「本当」なのか、と言う部分の疑問。
この作品はインド・カルカッタの名家に生まれた2人の女性の物語である。インドの格式高い伝統の中における女性の日常生活を描くこの物語は、「今」のインドが背景になっている。西洋化し女性の権利意識が高い今の日本から見ると、ひどく堅苦しく歯がゆい場面も多いのだが、作中の女性たちは一見がんじがらめの社会のなかで、おしゃれをし恋をし人生を謳歌しているのだ。インドが舞台でありながらこの作品に共感と懐かしさ覚えるのは、家族、友情、結婚といった女性の普遍的テーマがそこに語られているからかもしれない。
母親たちが固執する家族とコミュニティに縛られたインド上流階級の伝統文化と、西洋の個人主義の狭間で揺れながら、自分たちの生きる道を見つけようとする主人公のアンジュとスダー。縁以上の強い絆で結ばれていたかに見えた2人の友情であったが、一人の青年の登場で微妙に関係が揺らぎ始める。結婚によってインドとアメリカで別々の人生を歩み始めた2人には厳しい試練が待ちうけていた…
この作品は主旋律としてドラマティックなアンジュとスダーの人生、まわりの登場人物の人生、そしてマイナーキーとしてインドの神話が語られている。それぞれが「ドラマ」に満ちた人生であり読者は作品の中に「自分」のドラマを見つけるだろう。シンプルなプロットで読者を一気に作品世界に引き込みながら、さらに奥行きを感じさせ最後に深く余韻を残す、インド特有の「語りのうまさ」に引きつけられることに間違いない。インド文化、ジェンダー、友情、移民、家族…様々なキーワードで読めるすばらしい作品だ。
最後に、この作品には続編「The Vine of Desire(邦訳未)」があり、舞台はインドからアメリカ西海岸へと移る。さらに複雑さを増す人間関係の中で2人の友情やいかに…こちらも読み応えあり。
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スダーとアンジュ心の姉妹